IT業界は他業種に比べて個人での活動がしやすいことから、フリーランスへの転身を考えるプログラマは少なくありません。
フリーランスプログラマとして活動していく上で不可欠ともいえる能力の一つに、コミュニケーション力があります。企業に雇われる形で働いている会社員は、上司の指示に従って業務をこなすのが基本です。一方フリーランスは、自分で動かなければ仕事を得ることができません。報酬を含めたクライアントとの交渉も自分で行わなければならないので、相手に合わせて柔軟に対応できる会話術を身に付けておく必要があります。
セルフコントロールも、フリーランスプログラの大事な能力の一つです。就業規定に従って働く会社と違い、仕事の時間から勤務日数まで自分で自由に決められるのは、フリーランスならではの魅力になります。体調が悪い時は時短勤務や休日を多めに取る、逆に調子が良い時はいつもより長い時間働くなど、状況に応じて勤務時間や日数を変えても誰にも迷惑は掛かりません。ただし、自己判断で決められるが故に、仕事とプライベートの切り替えができなくなるプログラマもたくさんいます。生活リズムの乱れは、ストレスや体調不良の大きな原因の一つです。無理のないペースで働けるよう事前に決めたスケジュールを守ることが、フリーランスとして生活を続けていく秘訣です。
プログラマの平均収入は450万円前後といわれていますが、自分で契約交渉をするフリーランスは、能力次第で平均を大きく上回るお金を稼ぐことも可能です。プライベートの時間を使ってスキルアップを図ることも忘れてはなりません。